外壁・屋根塗装に関する専門用語を掲載
耐火塗料は、火災の際に建材を炎から守ることを目的に開発された塗装です。一般住宅ではあまり使われず、大空間建築物、アトリウム、ショールーム、展示場、倉庫、工場で使われます。
耐火塗装の原材料は、多くの場合、公表されていません。数少ない例として、日本ペイントが公式ホームページで「特殊アクリル樹脂を用いた溶剤系の有機塗料」であることを公表しています。耐火塗装の共通点として以下の点があります。
- 以前の塗装は数十ミリ厚であったものが、厚さ数ミリの薄膜塗装が可能になったこと。
- 火災時は、厚さ数ミリの塗装膜が、数十倍に発泡・膨張し、不燃材となり、建材を守るということ。
- ほとんどの耐火塗料が、室内での使用を前提としていて、日本建築仕上材工業会の「ホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆を取得」しており、室内での使用の安全性を強調することが多いこと。
なお、例外的に、屋外での使用にも耐えられる耐火塗装も販売されています。