外壁・屋根塗装に関する専門用語を掲載
Reinforced Concrete Constructionの略です。
RC造の建物は主に鉄筋とコンクリートによって構成されます。耐久性や耐火性、耐水性に優れているのはもちろん、コンクリートが持つアルカリ性という性質により、鉄筋が酸化してサビてしまうのを抑制することもできます。また、コンクリートが圧に強く、引きに弱いことに対し、鉄筋は圧に弱く、引きに強いことからも、理にかなったバランスの取れた組み合わせです。
ただし、空気に含まれる二酸化炭素の影響など、年月の経過により、アルカリ性も徐々に中性になっていってしまうので、その分、サビの抑制の効果も弱くなっていきます。また、コンクリートの元となるのは砂で、産地も様々なことから、特に海に近い場所の砂が産地の場合、脱塩という塩分を抜く作業が甘いと、その塩分が元でサビの発生に繋がることもあります。
鉄筋にサビが発生して膨張することで、爆裂という劣化現象を起こし、コンクリートを破壊してしまうことに繋がります。
鉄筋コンクリート構造というと、打ちっ放しのような、外壁表面がコンクリートの建物を想像する人も少なくないと思いますが、構造は鉄筋コンクリートでも、外壁はモルタルで仕上げたりなどすることが多いです。