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塗装の必要・塗替え時期

1.塗替えの必要性

  • ポイント1 – 劣化・雨漏りなどを防ぐ

    日光による紫外線や度重なる雨風によって、およそ10~15年で1ミリにも満たない薄い塗膜が劣化し、屋根も壁も傷んできます。 住宅の建材を保護している屋根材と外壁材が劣化し傷んでしまうと、住まいの構造体の劣化や雨漏りの原因ともなります。
  • ポイント2 – 家を長持ちさせる

    建物にも寿命があり、日本の住宅の平均寿命はおおよそ30年といわれています。 住まいを守っていくためには、住宅の一生のうちに2~3回、表層塗膜の寿命に応じて屋根材や外壁材の「塗替え」が必要となってくるのです。 築10年を目安に外壁の塗替えをしてあげる事で、家は約3倍長持ちするといわれています。
  • ポイント3 – トータル費用を安く抑える

    塗替えを行わずにいると、建物内部が劣化し、大規模な改修が必要になります。その結果、塗替えの何倍もの費用がかかることもあります。 定期的に塗替えすることで、長期的な費用削減にもなります。
  • ポイント4 – 色彩の心理効果

    塗替えによって、住まいの色彩を変えることができます。 これは単に建物を保護するに留まらず、外壁や屋根はもとよりやバルコニー廻りや玄関周りなど好きな色でメイクアップすることができ、ご家族にとって大きな付加価値となることでしょう。 色は人によって好みがあり、前向きで積極的な気持ちにさせたり、穏やかな気持ちにさせたり…。 色彩が心理に与える影響を巧みに利用することで住まいの雰囲気もガラリと変わることでしょう。

2.塗替え時期の目安

下の写真のような劣化症状が現れた時が、一般的な塗替えの判断基準であります。
状態 現象 画像(例)
チョーキング

チョーキングとは、外壁材の塗膜が紫外線と水により加水分解して、白い粉状のものが塗膜表面に付いている状態の事を言います。
塗装の種類により、チョーキングの状態が分かりにくいものもありますが、塗膜がザラザラして、 手に付着したり、塗料が手に粉となって残ると、塗料の撥水性が低下していると考えられます。
サイディングの場合は、撥水機能低下状態で放置しすぎると、伸縮により、ボードが反ってきたりするものもありますので、注意が必要です。

カビ・コケ カビ

コケ

カビやコケは、建物の北側や、日光があまり当たらない壁面・リシン壁・湿度の高い場所・植栽物の多い場所等に生じ易いです。 あまり生えすぎると、壁の塗膜の撥水効果が無くなっている事が考えられます。
カビには、体に悪影響を及ぼす物もあるので、放置しすぎるのは当然良くありません。 塗装の種類により、2~3年くらいでもコケの症状が現れる物もあります。コケなどは高圧洗浄で除去できます。

ヘアクラック

クラック

ヘアクラックとは、微細なひび割れのこと、クラックとはひび割れのことを言い、塗膜の劣化や躯体の挙動によって生じます。 クラックの幅・深さ・長さ・向きによって補修方法を考える必要があります。 クラックは、モルタル壁やコンクリートの壁に起こり易い症状で、サイディングの壁にも起こることがあります。
  基本的には目地と呼ばれるコーキング材で覆われた所に入りやすく、 建物は設計されていますが、そうでない所に起こると早めの補修を考えるか、一時的にでも補修をお勧めします。

退色・変色 退色

変色

色の変色は、紫外線がよく当たる部分に起こり易いのですが、同時にチョーキングも起こっている事がほとんどです。 年数が経てば必ず起こる症状です。原色系の色で塗装されている建物は、色褪せがしやすいです。
退色とはツヤが落ちたりする状態の事を言います。

エフロレッセンス
の発生

エフロレッセンスは主にコンクリート部分に起こる症状。 水が亀裂部などから浸入し、モルタル中の石灰等が水に溶けて表面に染み出し、 セメントなどに含まれる成分が空気中の炭酸ガスなどと反応する事により白い粉条のものが発生する症状です。「白華」とも言います。
この症状は、建物に影響を及ぼすものではなく、美観的な症状です。

塗膜の膨れ

外壁面の塗膜の膨れは、クラックからの浸水・弾性塗材の壁面・濃色の壁面の場合、 塗膜・素地との蓄熱によって生じる熱伸縮が原因で膨れる場合、下塗り・下地調整(ケレン=目粗し・清掃)が不十分な場合等に膨れが生じます。

塗膜の剥離

塗膜が素地に対する付着力を失い、剥がれてしまう状態を「剥離(はくり)」と言います。 住まいの美観を損ね、腐食・漏水の原因になります。
塗料の選択ミスや、素地と塗料の相性が悪い場合にも起こりうるものです。 また、ユニットバスではない、浴槽の住まいで、その部分の外面が厚付けの塗装をされている場合にも、 そこだけ剥がれているというケースもあったりします。

シーリングの破断

躯体の挙動・接着基材の劣化・プライマーによって生じます。
シーリングの劣化の仕方によっては、補修方法を検討する必要があります。

基材の欠損・爆裂

欠損は、主に外部からの衝撃・熱伸縮が原因で生じます。
爆裂は、クラックからの浸水により、その結果コンクリートの中性化が進み鉄筋が腐食して膨張し、爆裂します。
このような場合は取り替え部分補修又は、溶接補修する必要があります。木材の腐食は、湿気屋腐朽菌によって生じます。

サビは経年による鉄の酸化で通常は鉄部に多くみられますが、外壁に発生することもあります。

塗膜の劣化の仕方は通常下記のような順序で起こってきます。

塗替えには早いに越したことはありませんので、4の段階以前が最適な時期といえますが、 費用対効果の視点から、遅くても5の段階より前が良いでしょう。

5の段階になると、住まいを形成している素材自体がそのまま外部の環境にさらされている状態になるので、建物自体の劣化にもつながります。 素材自体の劣化や腐食となってしまいますと、塗り替える為には、劣化素材の交換や余分な下地処理が必要になり、その工程に応じて費用がかかってしまいます。

また、鉄部や木部は外壁や屋根に比べて劣化の進行が早いので、 少しでも剥がれたらご自身で補修塗装しておくことが、費用をかけずに長持ちさせる秘訣になります。

3.塗料の種類による塗替え時期の違い

塗り替え時期の目安は、現在塗装に使用されている塗料の性能、建物の立地や環境等により多少の差はありますが、 外壁をアクリル系塗料(水性アクリル・溶剤アクリル・アクリル単層弾性系塗料)で塗装した場合、 塗り替え後6年~10年を塗り替え時期の目安にして塗り替え工事を行いますと、住まいを長持ちさせる事が出来ます。

同様にウレタン系塗料(水性ウレタン・溶剤ウレタン系塗料)の場合は、塗装後8~12年を塗り替え時期の目安にしましょう。

但し、木部や鉄部を通常のペンキ(合成樹脂調合ペイント)で塗装した場合は、3年から5年を塗り替え時期の目安にしは方がおすすめです。 屋根・鉄部・木部等は、外壁面に比べ、劣化が進行する速度が3割程速いので、注意が必要です。 工事を短期間に行う事は、費用対効果の観点で考えますと、お客様にとって経済的な負担が大きく、あまり良いものではありません。

最近では、耐久性能が優れた塗料も増えてきてはいますが、例え20年くらいの耐久力を誇ると言われるフッ素塗料で高価な塗装をしたとしても、 10年も経つと美観は決して安心できるものではありません。 また、塗料の機能は継続されていても、壁に割れなどが発生したり、サイディングの壁であれば、 目地(コーキング)の劣化などはそれよりも早くやってくるので、塗料の耐久性能が高ければ、塗り替えのサイクルが長くなるとは言い切れません。

4.塗替えに適した季節について

現在の塗料は、オールシーズン使えるように改良されています。塗料のカタログを見ると、 気温が5度以下の時、湿度が85%以上の時以外は施工可能としていることが多いです。 そのため1年中施工可能です。但し、冬や梅雨時期は途中に施工できない日が出てくる可能性が高いので、予定していた施工日数より長くなる可能性があります。

冬や梅雨時期に塗装しない方がいいと言われるのには理由があります。 湿度が高い場合や気温が低い場合は乾燥に時間がかかるため、充分に乾燥しないと、膨れ・割れ・剥がれの原因になります。 そのため、しっかりと施工管理しないような業者がこの時期に塗装をして、塗装後直ぐに剥がれるなどの事例が多いため注意が必要です。

施工日数が長くなる点はどうすることもできませんが、しっかりとした業者に頼めば乾燥時間を充分取るので問題にはなりません。 そのため、季節を気にするよりも業者選びが重要となります。

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